珍しい野菜『マコモダケ』 by ロハスカフェ
- 2012年10月31日
- 逸品紹介
10月のマルシェで店頭に並んだ、ロハスカフェさんの奈良県のMy農家産の野菜『マコモダケ』。今回はこのマコモダケのご紹介です。
しかし、はじめて見た野菜なのですが、皆さんご存知でしたでしょうか?『マコモダケ』と聞いたことのある方がどれほどいらっしゃるのか…。
マコモダケとは…とご説明しようと思いましたら、既に詳しく書かれているサイトがありました。そちらをご紹介して、一部引用することにします。引用元のサイトは以下のサイトです。
『マコモダケ』は、池や沼などに茂生するイネ科の水生植物「マコモ」の花芽に黒穂菌が寄生し、根元が筍状に肥大したものです。2メートル以上に伸びた草丈の根元の直径が3~5センチに肥大した部分を食用とします。
イネ科の植物でしたか…。確かに太さを無視すれば見えなくもない、かもしれません。ネギみたいですが。
現在出荷中のマコモダケは、色が白く、歯ざわりはタケノコとアスパラガスの中間ぐらいの軟らかさで、くせがなくほのかな甘みがあります。カリウムを豊富に含んでいることから血圧を下げるなど健康食材としても注目されています。
調理して味を確か目てみましたが、しっかり焼くと甘みが出ておいしかったです。
食感はまさにタケノコとアスパラガスの中間。もっと言えば、タケノコの柔らかさにアスパラガスの繊維質が加わったような感じです。
なお、上新庄マルシェで販売されたマコモダケには食べ方を書いた紙が入っていましたので、そちらも以下に引用します。
- 野菜炒め
油が良く合います、肉、ハム、ウィンナーなどと相性抜群です。- 漬け物
浅漬け、キムチが最高、味噌漬け、粕漬け、ぬかづけ、なんでもOKです。- 生食
麺つゆに浸して1時間、キムチの素でまぶして6時間,味噌などつけても- 丼物
中華丼、肉丼などの他、炒めてラーメンに乗せればシナ竹よりいける- 天ぷら
山菜や他の野菜と同じように適当な大きさに切って揚げて下さい。- ごま和え
適当な大きさに切って熱湯をさーっと通して和えて下さい。- 卵とじ
輪切りにしたマコモが煮立ったら調味料と他の具、とき卵を入れる。- マコモご飯
みりん、塩を入れた米に1cm角ほどのマコモを入れて炊く- おろし揚げ
マコモをすりおろし、小麦粉、とき卵、ひじき、ゴマ、塩を合わせ揚げる。- 焼きマコモタケ
丸ごとアルミホイルに包んで、250℃のオーブンで15分ほど焼いて味噌などおすきなタレを付けて。- 八宝菜の具、マコモサラダ、マコモの肉巻き、等のレシピ無限です
いろいろなことに使えるようですね。
基本的には食感や甘みを活かす調理法になるでしょうか?特別な下ごしらえの必要がない野菜ですし、思った以上に便利かもしれません。
ちなみに、写真のように黒い斑点ができることがありますが、これは黒穂菌の黒い色素が原因だそうで、品質や味にまったく問題がありません。この黒い部分は昔からお歯黒などにつかわれていたそうです。いわば天然の食用の黒色ですね。
大阪のスーパーなどではあまり見かけないと思いますが、見かけた際にはぜひチャレンジしてみてください。といっても、思った以上に食べやすいので臆することはなにもないのですが。